塗装の見積もり、ほんとの話。
塗装の見積もりって、なんだかよく分からない…。
見積もりを見るコツから業界の裏話まで、ガリレオ後藤がホンネでお話しします。

答える人。
ガリレオ後藤
塗装博士。聞きにくいことでもなんでも答えます!お気軽に「ガリレオ後藤」まで問い合わせくださいね。

質問する人。
春江町在住 山本さん
当社のチラシやwebのデザイン担当のデザイナーさん。お客様代表としていろいろ質問してもらいました。
山本 :
ガリレオさん、今日はこれから塗装工事を考えているお客さまの代表として、見積もりを取る際の注意点やポイントなどをしっかり教えていただきたいと思います。
ガリレオ後藤 :
はい、よろしくお願いします。
今回は見積書に隠された裏側や落とし穴など、確認に迫ることまでお話ししちゃおうと思っています。
山本 :
ガリレオさん、塗装業界を敵に回しちゃいますね。

ほんとの話 その1
「いい業者は見積もりを見ればわかる」
- ほんとの話 その2「安い見積もりにはカラクリがある」
- ほんとの話 その3「悪徳業者の甘い話にご用心!」
- ほんとの話 その4「下請け=手抜きではありません」
- ほんとの話 その5「見積もりとは最高のプレゼンテーション」
- まとめ
比較検討できる相見積りが基本です。
山本 :
まず、見積もりの取り方について教えてください。どの業界にも「アイミツ(相見積り)」と言って数社から見積りをとる習慣がありますよね?塗装も同じように相見積りにしたほうがいいでしょうか?
ガリレオ後藤 :
基本取ってもらった方がいいですね。
どれだけの費用になるかが一番分かりやすいですから。見積もりでは工事をする家や建物の面積を実際に確認して図るわけですが、必ず各社面積に誤差が出てきます。 面積によって使う塗料の量が変わり、総費用の金額も変わってきますから、そういった点にも注意して見ていただきたいですね。
山本 :
同じ塗装業なのに、会社によって面積の図り方が違うんですか?
ガリレオ後藤 :
そうなんです。見積書の書き方も大きく違いますね。
工程や材料名などの表記がない 一式見積もりは は特に 危険 です。
あんなのいくらでもごまかせますからね(笑)

山本 :
私もそうなんですが、お客さまやっぱり合計金額だけを見て比較しちゃいますよね。素人目には中身が分からないから、 合計金額を見比べてつい安い方を選んじゃいますね。
ガリレオ後藤 :
実はそこが危ない落とし穴なんですよ! 塗装屋もお客さまのそういった心理を見抜いて、そこそこのお手頃な材料でそこそこの見積もりを出してくるんですよ。安すぎて怪しまれるでしょう?だから選ばれやすくするために、決して悪くはない無難なものを提案してくるんですよ。
後藤塗装は
“塗装の価値を見ていただく”
見積書です。
山本 :
そうなんですか!?素人が見抜くのは難しそうですね。どうすれば落とし穴につまずかないで済むんでしょうか?
ガリレオ後藤 :
会社によって見積もりが違うからこそ、相見積もりを取ることが相場を知ってもらうためにも大切なんです。どういった工程があり、どんな材料を使うのか、それぞれにいくらかかるのか、明細を詳しく表記している見積書こそがお客さまのことを一番に考えた、信頼できる見積書こそがお客さまのことを一番に考えた、信頼できる見積書です。見積書を見る時には「同じm²か?」「同じ材料か?」「工事項目は変わらないのか?」など、比較の材料になる項目をしっかりチェックしてご相談いただきたいですね。
山本 :
なるほど〜。
では、後藤塗装さんの見積書はどういった工夫をされているんですか?
ガリレオ後藤 :
施工面積や材料、工事項目などの詳細は最初にきっちりお伝えできるものをお渡ししています。お客さまはだいたいみなさん お値段に注目しがち なので、うちは 逆に お値段以上のものを提供 できるよう心がけています。つまり、材料の質であったり、塗料によって生活がどう快適になり、どんなメリットを得られるのかといった『価値』ですね。
山本 :
合計額で比較しているだけでは見えないところを大事にしているのですね。
ガリレオ後藤 :
それでも「後藤さんのところは詳細が明確で分かりやすいんだけど高いね〜!」とか、「他者と値段合わせるか安くできないの?」とよく言われます(苦笑)
山本 :
後藤塗装さんはそういうお客さまの声にどう対応しているんですか?
ガリレオ後藤 :
実体験をふまえて分かりやすく説明して、納得していただくことを大事にしています。 うちの見積書は、 お客さまに塗装の価値を見ていただく ためのもの なので。だから相見積もりで他の業者より高くても、うちは高いなりの理由や価値を自信を持って説明しています。結局大切なのは、 見積書に根拠があるかないか なんですよね。

ほんとの話 その2
「安い見積もりにはカラクリがある」
- ほんとの話 その1「いい業者は見積もりを見れば分かる」
- ほんとの話 その3「悪徳業者の甘い話にご用心!」
- ほんとの話 その4「下請け=手抜きではありません」
- ほんとの話 その5「見積もりとは最高のプレゼンテーション」
- まとめ
塗料の違いが価格の違い。
安易な値引きにも注意を。
山本 :
見積書は明細までしっかり目を通して比較することが重要なのは分かりました。でも、材料名を見てもそれがグレード的にいいものなのか判別ができないんですが…。
ガリレオ後藤 :
そうなんですよね。実は同じ塗料でも違う種類があるってご存知ですか?
山本 :
えー、知らないです!
ガリレオ後藤 :
スタンダードな塗料として知られるシリコンには、水性と溶剤があります。水溶性のシリコンの方が値段は安いんですが、北陸などの雨風が多い日本海側では持ちがいい溶剤が断然おすすめなんです。でも、できるだけ安く済ませようとする業者は、あえて水性のものを使ったりしますね。最初は溶剤を使う予定だったのに、値引きの際にお客さまに無断で水性のものに変えるようないい加減な業者もいるんです。

山本 :
それって酷くないですか?塗料の種類が分からないお客さまは、値引きをしてもらえたら素直に喜んじゃいますよね。値引きされるけど、塗料の質も下げられているとは気づかずに。。
ガリレオ後藤 :
そうなんです。だから材料名がはっきりと記載されている見積書のほうがわかりやすくて安心なんですよ。
見逃してはいけない、足場の見積もり。
山本 :
他にも見積書で特に注意して見たほうがいい項目はありますか?
ガリレオ後藤 :
高圧洗浄など下地処理をきちんとやっているかも大事ですね。あと意外に足場も見逃せないですよ。
山本 :
足場ですか?
ガリレオ後藤 :
見落としがちですが、足場の比較は忘れないでほしいですね。足場の金額が安いと、メッシュシートを使用していない場合があります。メッシュシートは 隣家に対する配慮として大切なこと なので、記載されていない場合には確認した方がいいですよ
山本 :
足場ひとつにしても注意すべき点があるんですね。
ガリレオ後藤 :
あと 気をつけてほしいのが、「足場を組まずに塗装するので安くできますよ!」という業者。 足場を組まずにはしごや脚立で仕事をする業者は、安全面の配慮ができないため転落事故などのリスクがあります。こういう業者は 塗りにくい場所や塗り回数を手抜きする可能性 もあると思います。
山本 :
簡単に値下げできるのには理由があるんですね。安くしてもらえると得したような気分になりますが、知らないうちにリスクを背負っていることもあるんですね。
ガリレオ後藤 :
「足場代をサービスします!」とか「キャンペーン中で足場代は無料です」というフレーズにも注意してください。 足場は塗装工事の現場に絶対に必要ですし、協力業者さんに組んでもらうものなので、それを無料にすることはできません。 無料にした足場代は別の項目や工事単価にしっかりプラスされて、結局お客さま自身が支払っていますよ。

値引きのワケには裏がある。
山本 :
ズバリ値引きはしてもらえるんですか?
ガリレオ後藤 :
基本は 値引きしない見積書が理想 ですね。でも、工賃であったり材料の仕入れ業者に直接お願いすることで、多少の値引きは可能だと思います。5人かかるところを4人で頑張る、でも仕事の質は落とさない、といったような。
山本 :
なるほど。やはりお客さまとしては『要望はちゃんと伝えたい。でも金額はできるだけ安くしてほしい』といった思いがあると思うんですよ。
ガリレオ後藤 :
そうですね、ただ 大幅な値引きには要注意 ですよ!ひどい塗装屋では3回塗るところを2回に減らしてしまうなど、 どこかの工程を一つ抜かしてしまう こともある んですよ。まさしく手抜き工事です。最近では少なくなってきたものの、これはこの業界の昔ながらの嫌なイメージですね。
山本 :
それはひどいですね。私たちはつい大幅な値引きしてもらえるとそれだけお得!と思ってしまいますが、まさかそんな裏側があったとは。 どこから値引き をしてもらえたのかを きちんと確認する ことも大切ですね。
ほんとの話 その3
「悪徳業者の甘い話にご用心!」
- ほんとの話 その1「いい業者は見積もりを見れば分かる」
- ほんとの話 その2「安い見積もりにはカラクリがある」
- ほんとの話 その4「下請け=手抜きではありません」
- ほんとの話 その5「見積もりとは最高のプレゼンテーション」
- まとめ
甘い話と忍び寄る悪徳業者の影
山本 :
よく訪問販売の話とかも聞くんですけど、いいんですかね〜?
ガリレオ後藤 :
飛び込み営業の業者には要注意した方がいいですね。
以前、訪問販売で契約したお客さまから相談を受けたことがあるんですけど、うちで見積もりを出すと 200万でできる工事が、 なんとその業者からは 500万という高額な見積もり を請求されたそうです。さらに、 そこから200万の値引きをする と言われたそうです。むちゃくちゃですね。値引きしても300万ですし。
山本 :
えー、金額が全然違いますね。200万の値引きというのも怪しすぎますね。
ガリレオ後藤 :
そうですね。全ての訪問販売が悪徳というわけではなく、 あくまで一部です けどね。中には仕事も粗く、3、4日で簡単に終わらせてしまうこともあるんですよ。
山本 :
それはひどいですね。実際にまだそういう業者さんもいるんですね。
ガリレオ後藤 :
そうですね。実際にはそういった 悪質な訪問販売もあるんだということを一人でも多くの人に知ってもらいたい です。
そして、やっぱりそういった被害を未然に防ぐためには、 お客さま自身にも見積もりを見る目を養っていただく ことも大事なんですよね。

あまり知らないリフォーム業界の裏側
山本 :
他にもこんな悪徳業界には気を付けたほうがよいという例はありますか?
ガリレオ後藤 :
そうですね。これは名古屋のリフォーム会社の話ですが、ある塗装屋がそのリフォーム会社から電話で塗装の下請けを頼まれたそうなんです。そして実際に現場に行ってみると、すでに足場が組まれていたそうです。契約した翌日に足場が出来上がっている状態なんですよ。
山本 :
それはお客さまに クーリングオフさせないための手口 ですか?
ガリレオ後藤 :
そうなんです。正確には、契約から8日間はクーリングオフできるんですけどね。契約した直後になんらかの作業を初めてしまうことでお客さまの心理的な部分をついているんですよ。で、そこから塗装屋を決めるんですよ。おかしい話でしょ。
山本 :
確かに、順番もどうかと思いますね。
ガリレオ後藤 :
まずは塗装屋に見積もりを出してもらい、その次に足場屋にも見積もりをもらって、じゃあ全部でこれだけの金額になりましたってまとめてお客さまに持っていくのがリフォーム会社ですよ。自分の利益がほしいがためにとりあえず契約をしてしまってから足場屋に行き、翌日には足場を組ませてしまう。
山本 :
悪徳ですね〜。
ガリレオ後藤 :
もうはっきり言いますけどね、リフォーム会社の営業さんなんて 塗装の知識なんてほぼ無い ですからね(笑)
山本 :
え、そうなんですか?!
ガリレオ後藤 :
そうなんですよ。そして実際にあった話なんですが、福井であるリフォーム会社の下請けに入った時に、100万の仕事を80万でできないかって頼まれたんですよ。まぁ仕方ないんで80万でやりますよって承諾したら、その次にその会社の現場監督から電話がかかってきて『営業では80万て決まったと思うんですけど、うちの方ではどれだけ安くしてくれるんですか』って聞かれましてね、びっくりしましたよ。一つの会社の中でですよ、営業ではこれだけ落として、さらにこっちでは10万ほど落としてくださいって言われるんですよ。なんじゃこれーって思いましてね、さすがにそれはちょっとわかりませんて言ったんですけどね○○会社に、あ…名前言っちゃった(笑)
山本 :
えー、あの○○会社ですか?
ガリレオ後藤 :
はい、ここでは伏せておきますけど、実際聞きたい方は後藤塗装までご連絡ください(笑)話は戻りますが、でも1番の被害者はお客さまなんですよね。 お客さまにはここまでしてあげたいという思いがあるのに、そこまで値段下げられたら出来ないじゃないですか。例えばですけどね、山本さんがパン屋さんだったとして 100円のパンを50円で売れって言われたらどうですか? 厳しくないですか?
山本 :
正直 無理ですね。 利益も出ないじゃないですか。
ガリレオ後藤 :
そういうことをやるのが、今のリフォーム業界なんですよ。
山本 :
粗いですねー。それはやっぱり断れないんですか?
ガリレオ後藤 :
さすがにもう断るようにしていますね。1番かわいそうなのはお客さまですよね。なのでリフォーム会社を通さずに 直接塗装会社に頼まれることをおすすめ します。中にはきちんとされているリフォーム会社もあるんですけどね。

山本 :
でも実際にはまだまだ多いんですか?
ガリレオ後藤 :
多いですね。先ほども足場の話の時にちょっと触れましたが、「○○キャンペーン」などのキャッチコピーにも気を付けたほうがいいです。何のキャンペーンでいつからいつまでの期間かということも確認した方がいいですね。例えば、この前ある業者さんの話ですが、 春のキャンペーンで『屋根と外壁塗装のお客さまに限り足場工事の13万円が無料!』というのがありましてね。
山本 :
足場がタダなんですか?結構大きいですね。
ガリレオ後藤 :
タダより怖いものはないですからね〜。もちろん、塗装屋から足場屋にはその13万というのは払わないといけないんです。実際足場工事するのは足場屋ですからね。じゃ、その13万をどこで浮かせるかというと … 塗装の 工程のどこかに上乗せ する わけですよ。
山本 :
えー、じゃあ結局得してないじゃないですか!
ガリレオ後藤 :
そうなんです。見積書を注意して見ると、2、3万ずついろんなところにプラスされているはずです。キャンペーンなどで、○○が無料!というサービスにはそういった落とし穴が多いので気を付けたほうがいいですね。
山本 :
うわー、そこはまさしく核心ですね。
ガリレオ後藤 :
そうですね、知られざる裏側ですね。
山本 :
なるほど。じゃあ、実際騙されないようにするにはどうすればいいんでしょうか?
ガリレオ後藤 :
そうですね、やはり相見積を取ることですね。最低でも3社。そして3社取ったとしても、1番安いところがいいかというとそうではないんですよね。きちっと明細が書かれているかどうか。 中身を見て判断 してほしいですね。
ほんとの話 その4
「下請け=手抜きではありません」
- ほんとの話 その1「いい業者は見積もりを見れば分かる」
- ほんとの話 その2「安い見積もりにはカラクリがある」
- ほんとの話 その3「悪徳業者の甘い話にご用心!」
- ほんとの話 その5「見積もりとは最高のプレゼンテーション」
- まとめ
現場は協力会社も含めたワンチーム。
山本 :
塗料や工事内容の適切さは見積書から判断できるんですが、工事をする職人さんの善し悪しってどう見極めたらいいんですか?
ガリレオ後藤 :
うちも「下請けがくるんじゃないでしょうね?」と聞かれることがありますが、 ほとんどの会社が下請け業者さんの力を借りながら施工しています。 自社の職人でも下手な人が塗装すれば施工不良になるし、下請け業者さんでも各社から引っ張りだこの名人もいます。依頼しようと思っている業者が下請けさんとどんな関係なのか聞いてみるのもいいかもしれません。
山本 :
なんとなく「下請け」という言葉に抵抗を感じるお客さまは多いと思います。自社の職人さんじゃないんだという。
ガリレオ後藤 :
下請け=責任のない人たちというネガティブなイメージがあるんでしょうね。確かにそういう業者もいますよ。下請けさん1日いくらで仕事を請け負うので、どれだけやっても金額は同じなんです。その金額が安くなればなるほど、できるだけ早く、手を抜けるところは抜いて … と考える人が出てきますよね。
山本 :
いくら安くても仕事が雑で責任も持たないのでは困りますね。
ガリレオ後藤 :
だから うちは値下げ合戦はしません。 100万を70万に値下げしたら、どこかで利益出すためにひずみが出るのは当然です。
訪問営業で塗り替えをしたお客さまは、うちなら10日〜2週間はかけて施工する外壁を1週間で終了したんですよ。最初は工事が早いし、安く済んだと喜んでいたければ、わずか2年ほどで水アカだらけのひどい状態になりました。
結局こういうことなんですよ。材料を安いものにしたり、職人の工賃を値切ったり、必要な材料や工程を抜いたり … 。 無茶な値引きは誰にとってもいいことがないんです。
社員も協力業者さんも一緒に成長する関係。
山本 :
後藤さんのところはどんな下請け業者さんとお仕事しているんですか?
ガリレオ後藤 :
後藤塗装では下請け業者と言わずに 協力業者 と呼んでいます。彼らはうちの考えを理解して、同じ気持ちで現場を作っていく仲間です。この日現場に入れるなら誰でもいいとか、安く動いてもらおうとか、そういう考えで付き合っている業者さんはひとつもないですね。 適正価格で仕事をしてもらいますし、うちを求める技術力のために一緒に勉強もしていきます。 もちろん、お客さまへの挨拶などコミュニケーションが取れる体制も大切にしてもらいます。
山本 :
自社の社員さんと同じように接しているんですね。
ガリレオ後藤 :
胸を張っておすすめできる人間ばかりですよ。 誰のことを聞かれても得意な技術や人となりなど、一人ひとりの強みだってちゃんと伝えられます。信頼できる職人たちと仕事をしているので、 社員かどうかは関係なくて後藤塗装というワンチームの一員 という感覚ですね。
山本 :
そういうふうに思ってもらえると、協力業者さんもやりがいが持てそうですね。
ガリレオ後藤 :
個人で引き受けた仕事でガイナを提案したり、うちで経験した仕事を生かしている協力業者さんも多いですよ。うちは腕のよさももちろんですが、品質管理やお客さまの対応までしっかりと教育して現場を施工しています。そのぶん、みんなも自分の仕事に自信が付くみたいですね。
ほんとの話 その5
「見積もりとは最高のプレゼンテーション」
- ほんとの話 その1「いい業者は見積もりを見れば分かる」
- ほんとの話 その2「安い見積もりにはカラクリがある」
- ほんとの話 その3「悪徳業者の甘い話にご用心!」
- ほんとの話 その4「下請け=手抜きではありません」
- まとめ
後藤塗装が考える見積もりとは?
山本 :
見積もり一つでも、注意すべき点がたくさんあるんですね。
後藤塗装さんにとって、 ズバリ見積もりとはなんですか?
ガリレオ後藤 :
私たちにとって見積もりとは「 最高のプレゼンテーション 」だと思っています。
塗装工事も車も同じ一つの大きな買物なんですよ。
山本 :
車と同じですか?
ガリレオ後藤 :
そうです。みなさん車を買う際には、性能やオプションなど詳しく調べますよね。そして自分に合ったものを選んで、車体価格に上乗せして最終的に価格が決まる。塗装工事でも同じことが言えます。お客さまがどのような生活を望まれるか。そして、その生活を送るためにはどういった性能が必要か。
山本 :
なるほどー。そう考えると、自分がどういう生活がしたいかを考えた際に、塗料や工程などについても興味がわいてきますね!
ガリレオ後藤 :
やっぱり お買物をするときには、ワクワクした楽しい気持ちでしてもらいたい です。 そういうお買物をしていただくためには、見積書の内容や意味というのは非常に重要になってくるんです。お客さまに、その価値をどうご説明して、どう理解してもらえるか。そしてその 価値や機能を納得 していただいた上で楽しい買い物をしていただきたいですね。お客さまにも選べる楽しみというのを味わってほしいです。
山本 :
そうですね、確かにどうしても消費者側ではわからない裏側や不安な部分というのはあると思うんです。そういった点で、こういう風に業者側としてではなく、消費者目線として正直にアドバイスしてもらえることは本当にありがたいです。
ガリレオ後藤 :
もし、他社の業者さんの見積もりや工事に対して 心配なことがあれば、お気軽にご相談 していただいても構いませんよ。
山本 :
ガリレオさん、今日は核心に迫った言いにくいお話まで本当にありがとうございました!
ガリレオ後藤 :
こちらこそ、ありがとうございました。この対談が、これから塗装工事を考えているお客さまにとって少しでも役立ってくれれば幸いです。

まとめ
- 外壁塗装の見積もりは相見積もりが基本。
最低でも3社は取りましょう - 見積書はお客様に塗装の価値を見ていただくプレゼンテーション。価格の安さよりも中身を見て判断しましょう。
- 明細を詳しく表記している見積書が信頼できる見積書。施工面積や材料、工事項目までしっかりチェックを。
- 施工方法の特徴や材料のメリットなど、根拠を分かりやすく説明できる業者に相談しましょう。
- 価格の違いや大幅な値引きにはカラクリがあります。悪徳業者の甘い話には騙されないで!