お見積もりに賢くなる話。About Estimate

塗装の見積もり、ほんとの話。

塗装の見積もりって、なんだかよく分からない

見積もりを見るコツから業界の裏話まで、ガリレオ後藤がホンネでお話しします。

答える人。
ガリレオ後藤
塗装博士。聞きにくいことでもなんでも答えます!お気軽に「ガリレオ後藤」まで問い合わせくださいね。
質問する人。
春江町在住山本さん
当社のチラシやwebのデザイン担当のデザイナーさん。お客様代表としていろいろ質問してもらいました。

甘い話と忍び寄る悪徳業者の影

山本
よく訪問販売の話とかも聞くんですけど、いいんですかね〜?
ガリレオ後藤
飛び込み営業の業者には要注意した方がいいですね。 以前、訪問販売で契約したお客さまから相談を受けたことがあるんですけど、うちで見積もりを出すと 200万でできる工事が、 なんとその業者からは 500万という高額な見積もり を請求されたそうです。さらに、 そこから200万の値引きをする と言われたそうです。むちゃくちゃですね。値引きしても300万ですし。
山本
えー、金額が全然違いますね。200万の値引きというのも怪しすぎますね。
ガリレオ後藤
そうですね。全ての訪問販売が悪徳というわけではなく、 あくまで一部です けどね。中には仕事も粗く、3、4日で簡単に終わらせてしまうこともあるんですよ。
山本
それはひどいですね。実際にまだそういう業者さんもいるんですね。
ガリレオ後藤
そうですね。実際にはそういった 悪質な訪問販売もあるんだということを一人でも多くの人に知ってもらいたい です。 そして、やっぱりそういった被害を未然に防ぐためには、 お客さま自身にも見積もりを見る目を養っていただく ことも大事なんですよね。

あまり知らないリフォーム業界の裏側

山本
他にもこんな悪徳業界には気を付けたほうがよいという例はありますか?
ガリレオ後藤
そうですね。これは名古屋のリフォーム会社の話ですが、ある塗装屋がそのリフォーム会社から電話で塗装の下請けを頼まれたそうなんです。そして実際に現場に行ってみると、すでに足場が組まれていたそうです。契約した翌日に足場が出来上がっている状態なんですよ。
山本
それはお客さまに クーリングオフさせないための手口 ですか?
ガリレオ後藤
そうなんです。正確には、契約から8日間はクーリングオフできるんですけどね。契約した直後になんらかの作業を初めてしまうことでお客さまの心理的な部分をついているんですよ。で、そこから塗装屋を決めるんですよ。おかしい話でしょ。
山本
確かに、順番もどうかと思いますね。
ガリレオ後藤
まずは塗装屋に見積もりを出してもらい、その次に足場屋にも見積もりをもらって、じゃあ全部でこれだけの金額になりましたってまとめてお客さまに持っていくのがリフォーム会社ですよ。自分の利益がほしいがためにとりあえず契約をしてしまってから足場屋に行き、翌日には足場を組ませてしまう。
山本
悪徳ですね〜。
ガリレオ後藤
もうはっきり言いますけどね、リフォーム会社の営業さんなんて 塗装の知識なんてほぼ無い ですからね(笑)
山本
え、そうなんですか?!
ガリレオ後藤
そうなんですよ。そして実際にあった話なんですが、福井であるリフォーム会社の下請けに入った時に、100万の仕事を80万でできないかって頼まれたんですよ。まぁ仕方ないんで80万でやりますよって承諾したら、その次にその会社の現場監督から電話がかかってきて『営業では80万て決まったと思うんですけど、うちの方ではどれだけ安くしてくれるんですか』って聞かれましてね、びっくりしましたよ。一つの会社の中でですよ、営業ではこれだけ落として、さらにこっちでは10万ほど落としてくださいって言われるんですよ。なんじゃこれーって思いましてね、さすがにそれはちょっとわかりませんて言ったんですけどね○○会社に、あ名前言っちゃった(笑)
山本
えー、あの○○会社ですか?
ガリレオ後藤
はい、ここでは伏せておきますけど、実際聞きたい方は後藤塗装までご連絡ください(笑)話は戻りますが、でも1番の被害者はお客さまなんですよね。 お客さまにはここまでしてあげたいという思いがあるのに、そこまで値段下げられたら出来ないじゃないですか。例えばですけどね、山本さんがパン屋さんだったとして 100円のパンを50円で売れって言われたらどうですか? 厳しくないですか?
山本
正直 無理ですね。 利益も出ないじゃないですか。
ガリレオ後藤
そういうことをやるのが、今のリフォーム業界なんですよ。
山本
粗いですねー。それはやっぱり断れないんですか?
ガリレオ後藤
さすがにもう断るようにしていますね。1番かわいそうなのはお客さまですよね。なのでリフォーム会社を通さずに 直接塗装会社に頼まれることをおすすめ します。中にはきちんとされているリフォーム会社もあるんですけどね。
山本
でも実際にはまだまだ多いんですか?
ガリレオ後藤
多いですね。先ほども足場の話の時にちょっと触れましたが、「○○キャンペーン」などのキャッチコピーにも気を付けたほうがいいです。何のキャンペーンでいつからいつまでの期間かということも確認した方がいいですね。例えば、この前ある業者さんの話ですが、 春のキャンペーンで『屋根と外壁塗装のお客さまに限り足場工事の13万円が無料!』というのがありましてね。
山本
足場がタダなんですか?結構大きいですね。
ガリレオ後藤
タダより怖いものはないですからね〜。もちろん、塗装屋から足場屋にはその13万というのは払わないといけないんです。実際足場工事するのは足場屋ですからね。じゃ、その13万をどこで浮かせるかというと 塗装の 工程のどこかに上乗せ する わけですよ。
山本
えー、じゃあ結局得してないじゃないですか!
ガリレオ後藤
そうなんです。見積書を注意して見ると、2、3万ずついろんなところにプラスされているはずです。キャンペーンなどで、○○が無料!というサービスにはそういった落とし穴が多いので気を付けたほうがいいですね。
山本
うわー、そこはまさしく核心ですね。
ガリレオ後藤
そうですね、知られざる裏側ですね。
山本
なるほど。じゃあ、実際騙されないようにするにはどうすればいいんでしょうか?
ガリレオ後藤
そうですね、やはり相見積を取ることですね。最低でも3社。そして3社取ったとしても、1番安いところがいいかというとそうではないんですよね。きちっと明細が書かれているかどうか。 中身を見て判断 してほしいですね。